人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

成功哲学の共通点は「気づき」

スピリチュアルやヒーリングという言葉が定着したせいか、ビジネス書の中にもそれらの考え方を取り入れた成功哲学書が話題になっています。最近なら、ネイティブハワイアンの伝統的な問題解決法「ホ・オポノポノ」にヒントを得たものが目立ちます。大雑把に言えば、今抱えている問題は過去の記憶に起因し、その記憶をクリーニング(浄化)することで自然と問題が解決して豊かな人生になる――といった感じです。

数年前なら「怪しい」と敬遠されかねなかったことがブームになるのも、戦後最大の不景気が背景にあるのかもしれません。厳しい雇用環境は漠然とした不安を生みます。今までの“イケイケ”なビジネス書に疲れた人たちが、先人の知恵に救いを求めようとしても不思議ではないでしょう。けれどよく注意して見ると、1937年に初版が出版され、今なお売れているデール・カーネギーの『人を動かす』(創元社)も、今年の3月に発売された話題の書『マッキンゼー現代の経営戦略』(大前研一/プレジデント社)も、伝えているメッセージはそれほど変わりません。突き詰めれば、ベストセラー『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録』でも同じことを言っています。

共通するメッセージとは「気づき」のようです。そのきっかけが「ホ・オポノポノ」でもカーネギーでもマッキンゼーでも木村さんでも、まずは自分の問題に自分で気づくこと。ある程度の年齢になれば、ぼんやりとでも自分の弱点を意識しているだろうと思います。そこを乗り越えたいという気持ちが、確かな「気づき」へと向かわせるような気がします。

違う表現をすれば平均何点を目指すか。常にパーフェクトな人はいません。それでも、浮き沈みする人生の中で少しずつ平均点が上がっていけば、成長の手ごたえを感じられます。成功者はおそらく、そうして自分の平均点を上げてきたのでしょう。となれば、気づきのきっかけはどこにでもあると言えそうです。

 

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