人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

成果が上がらず悩んだとき。押してダメなら引いてみる!

発明には発想の転換が不可欠ですが、人の感覚には自分では気づいていないクセがあったり、思考回路が凝り固まっていたりして、物事を柔軟に考えることは口で言うほど簡単ではありません。今回は脳ミソを柔軟にするトレーニングとして、ロンドン発の発想の転換例を一つご紹介しましょう。“発想の転換”というより“苦肉の策”といった感じですが、国によってこれほど物事への取り組み方が違うのかとビックリします。

間引きたばこ

(朝日新聞2006.3.11の「特派員メモ」より)

ロンドンのレストランにある自動販売機でたばこを買った特派員は、パッケージを開けて驚いたそうです。その理由は、20本入りのはずが4本“間引き”されていたから。レストランに聞いても要領を得ないので、モノは試しと、独シュッツトガルトの空港にある自販機で同じメーカーの(別の)たばこを買ってみると、今度は18本。製造元に聞いた話では、ロンドンの自販機は日本と違って融通が利かず、銘柄ごとに違うつり銭を自在に出せないものがあるそうです。そこで、つり銭を調整するよりも、たばこの本数で料金を調整しているのだとか。別のメーカーでは、たばこの値上げをするとき、価格据え置きで代わりに本数を減らすことも。欧州には一箱の本数に関する標準がないのだそうです。

たばこの本数を間引いて料金を調整する。メーカーにしたら苦肉の策でしょうが、この“押してダメなら引いてみる”的な発想は新鮮です。勤勉、几帳面、真面目が特徴だといわれる日本では考えにくいアイデアでしょう。

新聞や雑誌を読むとき、テレビを見るとき、「自分ならこうする」といった視点を持っている人は発想が柔軟になりやすいようです。たとえば、毎日何か一つのトピックを取り上げて、自分なりの発想を10個ずつ考えてみる。固定観念にとらわれず、“押してダメなら引いてみる”の発想にもチャレンジしてみましょう。

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