人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

その他

何にしがみつけば生き残れるのか?

これから「事業」の寿命はどんどん短くなります。
「商品」の寿命もどんどん短くなります。
「売り方」の寿命もどんどん短くなります。

ではどうすればいいのか?
今いる顧客と、日ごろからきちんとした関係作りをすること。
この取り組みをしておけば、仮に今の商いがダメになっても別の商品でまた復活できる。

もし関係築いていなければ、ゼロから新規顧客を探すことになる。
それはこれからの縮小時代には無理な話です。
一人の新規客を見つけるコストが、戦後最も高いものになっている。
つまり何を売っても採算が合わない。

お客に買っていただき、今の商いを長く続かせるということは、
夫婦関係や師弟関係や友人関係とまったく同じです。
つまり、長く続いた関係とは、特別のことをしたわけではなく、ていねいに関係を続けた結果です。
空中戦や、奇をてらったやり方ではなく、地面を踏み固めながら一歩一歩、積み重ねていく。
そこに確実性が宿る。

コツコツ行う行動は、人を裏切りません。
これは真実です。
自らの経験の中でも、コツコツやったことで大きなものを得られたことが、
一度や二度はあるのではないでしょうか。

益々、世の中の状況が悪くなる中で、私たちは、何にしがみつけばいいのか?
・従来の売り方か?
・最新のマーケティングか?
・売れる商品か?

従来の売り方がうまくいかないのは、すでにご存じのとおり。
最新の売り方などそうそうあるものではないし、流行りの方法はすぐに効果を無くす。
そもそも売れない時代に売れる商品などあるはずがない。

私たちがしがみつくべきは、今いる顧客。
今いる顧客と、日ごろからきちんとした関係作りをすること。

今いる顧客は、元々あなたとに近い関係なので、買って頂ける可能性は高い。
そして、その顧客の背後にいる、多くの知人へ口コミを期待できる。
その知人がまたあなたから買う可能性が出てくる。
顧客との関係性を軸に、10年、20年と商いを継続させられる可能性も高められる。

顧客との関係作りは、すぐに取り組めます。
お金もさほど必要としない。
特別な技能も不要。
今後、最も伸びるトレンドだと言われている理由が、ここにあるわけです。

 

 

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