人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

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恐慌時の売り方と、2020年以降の売り方。

今、「600年に一度の社会変革の時代」と言われています。
話が大きすぎて詳しいことはよくわかりません。
しかし、将来の商売のやり方は確実に押さえておく必要があります。

これから10年は、顧客の生活と精神に溶け込んだ者が売れます。
2020年くらいになると、それぞれの地域、それぞれの分野において、
共感と尊敬を一身に集める教祖的ともいえる存在が、一人勝ちするようになる。
そこでは、顧客と共に価値観を共有しながら商取引を行っていくという形がとられる。

すでにその芽が出始めています。
今、お惣菜業界の教祖様に、熱心な信者が集まっている。
ディーン&デルーカはお惣菜屋ですが、彼らはお惣菜をアートと捉え、良質な文化を人々に提供している。
いわば、消費者と高度に融合してコアな顧客を獲得している。

寒天商品を製造販売している伊那食品工業も毛色は違いますが、
地域の消費者と高度に融合して手堅く繁盛している。
未来型の繁盛モデルの芽が確実に伸び始めていることがわかります。

私たち、一般的な中小零細企業は、まだそこまでやる必要はありません。
「売り方」はどこへ向かっているのか、今は、その方向性を知っていくことだと思います。
そして、間もなくやってくる恐慌の時期をどう乗り越えるかを考えておく。
間違いなくひとつ言えることは、従来の「買う人を探し回る」という売り方は通用しなくなる、ということです。

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