人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

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スーパーサラリーマンはノートに何を書いているのか?

『東大合格生のノートはかならず美しい』(太田あや/文藝春秋)のヒット以降、ノートの取り方・まとめ方に注目が集まっています。学生の頃を思い出しても、勉強ができて、かつ効率的な学習をしている人のノートは、それ自体が優れたテキストのようでした。記憶を整理して、その記憶を使える情報に落とし込むには、どうやら「ノート」が一役買っているようです。

■「結果を出す人」はノートに何を書いているのか? 美崎栄一郎 (著) / ナナ・コーポレート・コミュニケーション  1,470円(税込)

本書の著者、美崎栄一郎さんは「スーパーサラリーマン」と呼ばれています。周囲からそれほど高く評価される理由のひとつが、彼の「ノート」にあります。美崎さんいわく、「仕事がうまくいくようになったのは、仕事の記録の取り方、つまりノートの書き方が元になっている」。本書ではそのスーパーノート術を披露しています。

ノートは情報の保存場所です。しかし、もう一歩先を読んだ使い方をすれば、インプットした情報をアウトプットするための武器になります。ノートを「脳のハードディスク」として活用すればいいと主張する著者のノート術は、単なる「記録」や「覚え書き」ではなく「結果を出す」ノートにするためのヒントが満載です。

カリスマ経営者のノート術には腰が引けてしまう人も、実用書に近い本書ならノートを戦略的に活用していけそうです。「使えるメモ」の取り方などは読後すぐに実践できるでしょう。

 

 

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