人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

「自尊心」より「羞恥心」で業績を伸ばす!

ひところ前、音楽活動を休止したユニット「羞恥心」の人気を支えていたのは、老若男女を問わず幅広い世代と共有した「同じ目線」でしょう。「おバカキャラ」のブームに乗って一気にブレイクしたように見えて、実は“時代に呼ばれた”3人だったように思います。何でもアリだからこそ何もできない。けれどちゃんとやっているように見られたい。うっぷんと不安でストレスフルな毎日を送っている多くの人は、「ズタズタにされたプライドを 捨ててしまえば明日が見えるはず」(『羞恥心』より)の歌詞に心をさらわれたのでしょう。「羞恥心」は、現代人の“満たされない空腹”にスポッとはまってエネルギーをチャージしたトランキライザーだったのです。

相手と同じ目線を持つことは仕事上でも大切です。営業や商談から、プロジェクトを推進したり部下を育成したりといった場面まで、目線がずれていると相手の要望がつかめず、足並みも揃いません。「同じ目線」とは「共感」と言い換えてもいいでしょう。

仕事をする上では、自社商品やサービスに自信を持てなければ相手に勧められません。それは同時に、その商品やサービスに携わる自分にも自信を持つことでもあるでしょう。いわゆる「プライド(自尊心)」です。ところがこのプライドは、時に仕事の邪魔をします。なぜか必要以上にこだわってしまったり、相手の話を頭から否定してしまったり。そんな時は多分、相手との目線がずれています。見ている方向が違えば仕事はスムーズに運びません。

「羞恥心」の3人は人の懐に飛び込むのが上手です。彼等の素直さが人間同士の壁を低くするのでしょう。仕事の成果とプライドとの狭間で葛藤したとき、自分のやり方を通すのもひとつの姿勢ですが、相手が感動するほどバカになって「よろしくお願いします!」と言える素直さも、またひとつのやり方だろうと思います。

 

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