人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」―鈴木敏文が教える「ほんとう」の仕事

「顧客第一主義」「顧客のために」「顧客志向」……。日々何度も口にする「顧客」という言葉。顧客あってのビジネスですが、「企業の最大の競争相手は《同業他社》ではなく、めぐるましく変わる《顧客のニーズ》である」ことを知らしめてくれるのが、本書の主人公でもあるセブン-イレブン・ジャパンの創設者、鈴木敏文氏です。

鈴木氏の言葉を取り上げながらセブン-イレブンの経営手法を分かりやすく解説している本書は、目次を見ただけでもセブンイレブンの経営の核に触れることができます。

●より多く売れる商品をそろえるには→仮説力をつける

●より多くお客に買ってもらうには→売り込む力をつける

●ヒット商品を生み出すには→商品開発力をつける

●よりよく働いてもらうには→マネジメント力をつける

●トップになったら何をするか→リーダーシップを持つ

セブン-イレブンではアルバイトにも商品の発注などを任せているそうです。「どの商品を何個仕入れるか」という、経営に直結する作業をアルバイトが自分で考える。その答えは翌日、「売上」という形で表れる。これが「仮説力をつける」ことにつながるのです。

仮設→実行→検証を繰り返すことで身につける経営学とは、「顧客の立場で考える」こと。鈴木氏の言葉はすべてここに集約されていき、これがセブン-イレブンの圧倒的な強さの源になっているのでしょう。

「《昨日の顧客》と《明日の顧客》は同じではない。発注を行うとき大切なのは、《明日の顧客》が何を求めるかを考えること」。鈴木氏の言葉を通じて「何が顧客のため」なのかを改めて考えさせられる一冊です。

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