人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

ヒット商品は、隙間を埋めるちょっとした“何か”

アイデア商品は日常の隙間から生まれます。ちょっとした不満。ちょっとした時間。ちょっとした願望。そんな隙間を埋める“何か”が消費者のニーズと合致したとき、ヒット商品へと成長するのでしょう。クラシエフーズの「コバラピタリガム」が埋めるのは「ちょっとした空腹」。ちょっとおなかが空いたけど食事をするほどでもない。そんなときに空腹感を満たしてくれる“コバラ商品”です。

■しっかり食べなくても空腹中枢を刺激する

小腹がすいたときに口にする物の代表は、キャンディー、チョコレート、スナック菓子。ところが、ガムを噛む人も意外と多いそうです。そこでクラシエフーズは、しっかり食べなくても空腹感を満たすガムの開発に取り組みました。仕掛けのひとつは発泡性パウダーです。

コバラピタリガムは一般的な粒ガムより大きめのブロックガム。その真ん中に発泡性パウダーが入っており、ガムを噛むと炭酸ガスの泡が口の中に広がります。炭酸には胃を膨らませる作用があるので、まずはこの炭酸ガスを飲み込んで空腹を紛らわせてもらおうという発想です。

ガムベースや発泡パウダーに混ぜ込む素材にも小腹を満たす工夫があります。胃の中の水分を吸って約200倍に膨れ上がる水溶性食物繊維グルコマンナン。おなかの中での滞留時間を長くする効果を狙った発酵バガッセ(食物繊維)。早く血糖値を上げることで、食後の満足感に似た作用が得られるブドウ糖。この三つの素材と炭酸ガスとのダブル効果で満腹中枢を刺激しようというわけです。

ケータイがこれだけ普及したのは「どこでも電話できる」という本来の便利さに加え、ちょっとした時間を埋めるゲームやインターネット環境が充実したからでしょう。手慰(なぐさ)み的なものは無意識の習慣化がされやすいもの。コバラピタリガムはそれに加え、低カロリーで小腹を満たせる健康面からも注目されています。ダイエットやメタボが気になる人にとっては、「手軽なカロリーコントロール」という隙間を満たしてくれる商品でもあるのでしょう。

 

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