人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

ベテラン社員をやる気にさせるコツ。

組織のフラット化が進み、今までの肩書きを突然なくしたベテラン社員がやる気を失うケースが増えているそうです。

フラット化とは部長や課長などの管理階層をなくした組織作りで、個人の裁量を重んじるためスピーディな意思決定ができると言われています。低成長経済が続いたなかで競争力を強化するためには、顧客の要望によりきめ細かく、迅速に対応する必要がありました。意思決定の早いフラット型は時代のニーズに合ったようです。

顧客重視が功をなす一方で弊害も出ています。組織をフラット化すると、今まで管理職に就いていたベテラン社員がポストを失うことになります。正確には“ポストを失う”というより役割が明確化されるのですが、今後の処遇や待遇に不安を持つベテラン社員がいるようです。長年勤めた会社から部課制度がなくなることで、会社に裏切られたと感じる人も少なくないと聞きました。

また、肩書きに不満を持つ人もいます。フラット型組織ではカタカナ呼称を使う会社が多く、「アドミニストレーションユニット」など呼称だけでは仕事内容も何も分からないものが少なくありません。愛着のあった肩書きがなじみのないカタカナ語に変わってしまったことで、実際には降格も給与ダウンもないのにポジションが下がった気がすると言うのです。さらには、具体的な仕事内容がイメージできず、「今後はどうしたらいいのか」と不安に駆られることもあるようです。部下をまとめて成果を出す立場から一転して自分自身で成果を出すように求められるのですから、戸惑いは当然かもしれません。

ベテラン社員がやる気をなくすと中堅・若手社員にも伝染し、現場へ大きく影響します。この事態を避けるには、ベテラン社員の不安や不満を取り除いてモチベーションを上げる必要があるでしょう。本人の役割を明確化し、徹底してもらうのです。具体的には個人面談で不安や不満を一つずつ解消し、本人の存在価値を認めた上で役割をすり合わせていくことが肝心だと言われます。同時に、「役職=ステータス」ではないことを社員全体に徹底し、組織をフラット化させる意図を再確認してもらうことも重要なようです。

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