人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

ミラクル・クエスチョンで悩みを解決する。

部下の相談にのるためのテクニック、最終回は「ミラクル・クエスチョン(奇跡の質問)」です。この質問も本人が自ら問題解決に目を向けていくための手法で、解決志向ブリーフセラピーのなかでは最も強力な定番中の定番です。

何らかの問題を抱えているとき、最大のネックとなるのは、目の前のことにとらわれすぎて未来を想像できなくなることです。「どうしよう」「困った」と焦るほど思考停止に陥ります。仮に未来を想像できたとしても、おそらく希望が見えません。そんな状態で悩み続けても、解決に向けた具体的な発想は浮かんでこないでしょう。そこで、すでに問題が解決してしまったと仮定し、そのあとの状況を部下に尋ねてみます。

「なぜか今夜、奇跡が起こって、寝ている間に今の問題がすべて解決してしまったとします。けれどあなたは寝ていたので奇跡が起こったことを知りません。翌朝あなたは、昨日までとのどんな違いから、奇跡が起きてすでに問題が解決していることに気づくでしょう」

ちょっと変わった質問ですが、これがミラクル・クエスチョンです。人間の脳は質問に答えるようになっているそうです。つまり、「質問」がないと「答え」が出ないのです。問題を抱えている部下は「悩む」という状況にどっぷりつかって、自問自答していないことが多いもの。そんなときに、「もしも奇跡が起こって問題が解決したとしたら?」と質問されたら、すっと答えが見つかるかもしれません。たとえその場で解決策にたどり着かなくても、潜在意識では答えが出るまでずっと考えているそうです。

部下の相談にのるときは、

*問題を乗り越えたとき具体的に何が変わるのか。

*どうなっていれば「解決」なのか。

*自分はどうなりたいのか。

この3点を本人にイメージさせるような質問をして、部下自身が問題解決に目を向けていくように誘導する。これがテクニックの基本です。さらには部下が自問自答できるようになれば、自己解決にもつながります。

 

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