人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

失敗を財産に変える具体的な行動。中村文昭氏に学ぶ。

失敗は成功のもと。失敗は人生の糧。失敗は人を成長させる――。失敗がいけないのではなく、失敗を失敗のまま終わらせるのがいけないとは、よく言われることです。しかし実際は失敗すれば落ち込んで、しばらく茫然自失となり、それが成功のもとだとか、人生の糧だとか、成長のワンステップなどと考えられるようになるには時間がかかります。けれど失敗は、多くを学べると言う意味でやはり貴重な体験です。少しでも早く頭を切り替えて失敗によるダメージから回復し、失敗を自分の財産に変えるためには具体的な行動が必要でしょう。『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!』(サンマーク出版)の著者、中村文昭さんの具体的な行動は「失敗手帳」だったそうです。

二十代半ばでレストランウェディング事業を始めようとした中村文昭さんは、事業資金の数億円を作るために地元三重県の資産家を大勢訪ね歩き、借入依頼に奔走したそうです。面識のない赤の他人に「お金を貸してください」と依頼したのです。頼まれた資産家たちは、さそかしびっくりしたことでしょう。中村さんをぼろくそに言う人も少なくなかったそうです。それでも中村さんが前に進み続けたのは、「失敗手帳」のおかげでもあったそうです。

ぼろくそに言われた内容を書いた失敗手帳は、「こんな失敗をしても何とか乗り越えてやってきた」という中村さんの記録です。手帳に記録した失敗の数が多ければ多いほど乗り越えた山も多く、その過程は中村さんの成功への軌跡です。「これこそが最大の財産だ」と考える中村さんは、失敗手帳こそ子どもに渡したい財産だと言います。

失敗手帳の書き方にルールはありません。しかし、「愚痴手帳」になってしまったのでは単なる日記です。失敗を冷静に分析して次の行動につながるような失敗手帳であれば、失敗を財産に変えることも可能でしょう。これは、今日からでも始められる具体的な行動です。

 

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