人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

売れる商品の開発は、子どもの感性に学ぶ!

今思えば、子どもの頃はくだらないことを真剣に考えたり、馬鹿みたいなことでも一生懸命になれました。大人になって“常識”が身につくと、社会生活に適応する上では便利ですが、次第にアタマが固くなって“ヘンなこと”を考える発想力が枯れてきます。柔軟性のないアタマでは良いアイデアは浮かびません。今回は、(社)発明協会が主催している「発明キッズコンテスト」の結果発表を見ながら、眠ってしまったかつての発想力を思い出しましょう。

■毎日ウキウキして学校に行ける「虹色カー」

発明が大好きな子どものためのポータルサイト「発明キッズ」では今までに4回、「発明キッズコンテスト」を行っています。毎回テーマがあり、第4回は「省エネグッズ」でした。最優秀賞は小4女子が発明した「エコクーラーうちわ」。うちわに保冷剤を入れ、冷蔵庫で冷やしてから使うのだそうです。単純ながら“エコ”の真髄のような発想ですね。GE賞の小6男子が考えた「ダイエット兼省エネ、エアロバイク」は、エアロバイクの中に発電機を入れ、発電機とテレビをつなぎます。エアロバイクをこぐと発電してテレビがつく仕掛けで、ペダルをこがないとテレビがつかないそうです。電気代節約とダイエットを結びつけるとは! 歴代の受賞の中で「子どもの感性ここにあり!」と思わされたのが、第2回の「通学に使いたい新しい乗り物」でGE発明賞を受賞した「のびーて・ちぢんで虹色カー」(小4女子)。なんと、乗車する友達が増えるたびに車両が伸びていく車です。「最初は運転手さんだけなのでとても短いのですが、おはようって誰かが乗るごとに少しずつ長くなって、満員で窮屈になることがありません。ガラガラでさびしい気持ちになることも無いのです。車は虹色でぬられているので、長くなると大空の大きな虹みたいになります。町もとっても明るくなって、毎日ウキウキした気持ちで学校に行けると思います」(本人のコメントより)。

この伸びやかで自由なアイデア! これこそが発明に必要な発想力ではないでしょうか。もちろん、こんな車はありえません。けれど、世の中の偉大な発明は、すべて「こうだったらいいのにな」から始まっているのです。

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