人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

知的ストレッチ入門 / 日垣隆 (著)

『そして殺人者は野に放たれる』(新潮社)で渾身のノンフィクションを世に送り出した日垣隆氏の最新作『ラクをしないと成果は出ない』(大和書房)が話題になっています。興味を引かれるタイトルですが、同じ著者なら『知的ストレッチ入門』をおすすめしたいと思います。

近年よく耳にする「知的生産」という言葉。情報社会の現代は、情報のインプットとアプトプットによって新しいものを生み出すような知的生産活動が重要だと言われます。人間の脳には怠け癖があるので、実力程度のことを繰り返しても進化は望めないと考える著者は、筋トレと同じように、脳にもある程度の負荷をかけてこそ自分のキャパシティを広げられると言います。本書にはそのためのヒントやキーワードが散りばめられており、どれも比較的実践しやすい印象を受けました。

*アウトプットを前提としたインプットを心がける

*諸先輩の成功例を取り入れる

*《フィニッシュ》の回数を増やす

このような作業を繰り返して脳に負荷をかけ続けると知的生産力が高まり、実力が身につくのだそうです。具体的にはメモやブログを活用したり、時間の使い方を見直したりするわけですが、著者の思考手順をたどっていくと、ありきたりに思われがちな作業の重要性や効果を改めて認識でき、とりあえず真似から始めてみようと思えます。

いくら本を読んでも内容が定着しないのは、アウトプットができていないからでしょう。もしくはアウトプットしているつもりでも、切り口が《実力程度》なのかもしれません。知的生産力の向上は、確実に仕事に役立つと思います。

 

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