人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

社員の“5本の木”は枯れていないか?

横浜で九星気学を生業とされている竹下宏さんの好きな言葉は、「やる木(やる気)、ゆう木(勇気)、げん木(元気)、こん木(根気)、いの木(猪木)」だそうです。これは人生に必要な5本の木で、最後の「いの木(猪木)」とはアントニオ猪木さんこと。時には猪木さんお得意のセリフ「何バカヤロー」の勢いで、自分のエゴを押し通す強引さも必要だろうとおっしゃいます。確かにこの5本は人生の要で、もちろん仕事においてもしかりです。

では、この5本の木が枯れかかっている社員がいるとしたら、トップは何をすべきでしょう。その一つは、社員の「セルフエフィカシー」を高めることです。セルフエフィカシーとは、スタンフォード大学の心理学教授バンデューラ氏が提唱した理論で、「日常の問題を解決する自分の能力に対する自信」、つまり「自分は、その行動を上手くできる」と確信できることです。

人が自信を持つのは、大きく次の3つでしょうか。

*何かが成功したとき(達成感)

*ほめられたとき(認められたとき)

*周囲の成功に影響を受けたとき(あの人にできたんだから自分にもできる)

尊敬する上司から「君ならやれる」と声をかけてもらったら、「やる木」「ゆう木」「げん木」が育ちます。人の成功談を聞いたり、自分と同じような立場の同僚が何かを成し遂げたりしたら、先ほどの3つの木に加えて「いの木」に火がつくかもしれません。ただ、実際の成功体験を積み重ねるには時間が必要で、能力には個人差もあります。そこで、トップがそのチャンスを与えてみてはどうでしょう。例えばプロジェクトのリーダーを経験させたり、自分の目標を「プレゼン」という形で発表する機会を作ったりしてみるわけです。その社員が達成感を味わうときには、きっと「こん木」も養われているでしょう。

社員のセルフエフィカシーが高まれば、自ずと“5本の木”も育まれます。肥沃(ひよく)な大地には大木が茂り、根を下ろす土に栄養がなければ木は枯れていく。“5本の木”を育てるのは“会社”という大地なのです。

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