人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

解決志向ブリーフセラピーで部下の悩みを解決してあげる。

上司は部下に、「何かあったら相談しなさい」と言います。しかし実際は、問題が起こってから“事後報告”という形で部下から話を聞かさせるケースが多いようです。上司には言いにくいのも確かでしょうが、部下の相談を受け止めきれない上司がいるのも事実です。部下の“相談”を“説教”で返す。とにかく「頑張れ!」の一点張り。いきなり精神論を披露する……。これでは部下も相談する気になれないでしょう。「相談にのる」側にもテクニックが要るようです。

カウンセリングの現場では、「解決志向ブリーフセラピー」という方法を用いて患者の問題を解決に導きます。問題の「原因」を探し出すことに主眼を置かず「解決」に主眼を置き、解決に役立つ要素を探しながら効率的な変化を生み出そうとする技法です。原因が見つかっても取り除ける保証はないし、そもそも問題が複雑化していれば根本の原因など特定できません。だったら解決に目を向けたほうが建設的な話になるだろうという考え方は、部下からの相談にも役立ちそうです。

解決志向ブリーフセラピーには「三つの質問」があります。ひとつめは「サバイバル・クエスチョン」。相手の過去の苦労に対して「どうやって頑張ってこられたの?」と問いかけ、本人が過去の問題を乗り越えてきた経験を未来の解決イメージに役立てる方法です。

例えば、「営業成績が低迷して仕事に対する意欲がわかない」と相談された場合。「なるほど、それは大変だったね。それでも今日までなんとかやってきたんだね。それは立派だったと思います。そんな大変な状況だったのに、どうして今日まで頑張ってこられたの?」

上司のこんな問いかけで過去を振り返る部下は、具体的にどう頑張ってきたかを考えるでしょう。そのとき部下が、すでに経験したことの中に解決イメージがあることを見出せたらもうけもの。過去の解決イメージによって今の問題を乗り越えられるイメージが持てるようになれば、必ず部下の役に立つはずです。

部下を導くのも上司の仕事です。次回は残りふたつの質問をご紹介します。

 

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