人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

部下と意思の疎通がはかれない理由

欧米人からすると、多くの日本企業は「面従腹背(めんじゅうふくはい)」に見えるそうです。面従腹背とは、うわべは従順に見せかけて内心では従わないこと。こんな場面が良い例でしょう。

上司「あと1週間で○○をやってくれ」

部下「(えっ? 現場の状況を知ってるのか!? それは無理だよ。でも……)はい、分かりました」

――1週間後。

上司「終わってないじゃないか!」

部下「申し訳ございません(最初から終わるワケないんだよ。分かってないな、この人)」

欧米人には、上司の指示に「分かりました」と返事をしながら、実際は指示通りに動かない(返事と結果が違う)社員が多いように見えるのでしょう。

この状況はアメリカ企業ではめったに起こらないそうです。何故ならアメリカでは“直属の上司(ボス)=絶対的な存在”であり、面従腹背すれば即刻上司からクビを言い渡されるからです。しかし、直属の上司は部下に対して絶対的な権利を持ちますが、上司が失敗すれば一蓮托生。上司の責任が厳しく問われます。そのため、役職を超えた“意見交換”が活発なのだそうです。

お国柄や文化的背景の違いは当然あり、どちらのやり方も一長一短でしょうが、上司と部下の間に心理的な垣根があるとしたら、面従腹背体質による一方通行のコミュニケーションが一因かもしれません。

部下が面従腹背的な行動を取るのは、上司の指示に納得していないからだとの指摘があります。“上司に意見するのは口答えと同じ”という考え方があるので、結果的に上司からの一方的な押し付けになりがちなのだそうです。かと言って、企業体質を変える特効薬や即効性のある方法はなさそうです。

部下にとって上司は“自分よりもエライ人”ですから、部下の側から心理的な垣根を低くするのはまず無理でしょう。部下との円滑な関係を望むなら上司から歩み寄る。人間的な隙をチラッとのぞかせ、一歩でも近づいてくれる上司に、部下は心を開くように思います。

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