人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

失敗を信用に買える方法

失敗は信用を失うと考えがちです。しかし必ずしもそうとは言えないようです。処理の仕方ひとつで、今まで以上の心信用を得ることができます。

失敗するのが問題なのではなく、失敗したあとの対処が肝心だと言われます。やってしまったことは、どうあがいても元に戻りません。失敗によるダメージを最小限に留めるためのフォロー。周囲はそこを見ていますし、それが逆に信用につながります。アフターフォロー次第では、失敗を取り戻してなお高評価を得られるでしょう。その時、失敗は失敗でなくなります。

アフターフォローの分かれ目は、失敗のあと「頭を抱える」か「枕を抱える」かだろうと思います。「頭を抱える人」は目先の事態にあたふたして、とりあえず目に付いたほころびを何とかしようとします。ところが単純なミスならともかく、ひとつの失敗が及ぼす影響は意外なところにも飛び火します。目先のほころびに気をとられると、より深刻なほころびを見逃します。すぐに頭を抱えてしまう人は、何事も事後処理に追われてたいした結果を残せないことが多いようです。

一方の「枕を抱える人」は、いきなりフォローに奔走しないでしょう。とにかく関係各位にお詫びをして、事態収拾に動くことを伝え、その上でアフターフォローの優先順位を見極めます。そのとき必要なのは、失敗が及ぼす影響の範囲を可能な限り把握し、適切な対策を検討する冷静さです。抱き枕を抱えて寝ると落ち着くそうですが、要するに頭を抱えて見切り発車するのではなく、具体的な行動の前にまずは落ち着いて、やるべきことを整理する。これが、失敗のダメージを最小限に留めるフォローの第一歩だろうと思います。

失敗によるほころびは、紙に飛ばしたインクのようにあちこち点々としています。点々にひとつずつ対応したのでは時間と労力のロスが多すぎます。しかし点と点を線で結ぶ冷静さがあれば、迅速かつ効果的なフォローができるでしょう。失敗のあとはとにかく落ち着くことです。そしてきちんとしたフォローを行えば、その姿を見た相手は、益々あなたを信用する可能性が高まります。

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