人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

顧客と融合するには

顧客と融合するとはどういうことか?

そもそも、「顧客と融合する」とは具体的にどういうことでしょうか?

従来のような「お客さんと表面的な信頼関係を築きましょう」という話ではありません。
「私売る人、あなた買う人」という立場を超えた関係を築くということ。
顧客は「この会社となら、一生付き合っていきたい」とさえ思う。

これが顧客と融合した状態です。

こう聞くと、とても難しく感じるかもしれません。
しかし、顧客との融合は一定の条件を満たせば可能です。
本来すべきごく当たり前のことを、的を射た形で行う。

これが融合を果たすためのコツです。
それだけ本来すべきことをやっていないということでもある。

まずすべきは、顧客と定期的なつながりを持つこと。
それはメールだったり、紙のミニコミ誌のようなものだったりする。
物理的につながりを持つことがすべての基本となる。
いつでも、どんなことでも伝えられるように、強い伝達力を持ちたいからです。

この定期的なつながりの中で、精神的な融合を図っていく。
伝える内容は、従来のような自己開示に加えて「信を問う」ということを行う。
このことが融合するための第一歩となる。

信を問うことで強く共感する人が現れ、信を問う姿を見た顧客がまた、あなたに一目置くようになる。
すると、顧客と高度に融合でき、熱心なファンが現れ、本当の意味での力強い口コミが発生する。

これが、顧客と融合するための基礎的な考え方です。

今私たちに必要なことは、消費者をいたずらに誘導したり説得することではなく、
日頃のつながりの中で自らの考えや想いを素直に伝えて信を問うことです。
こちらの価値観を無理に押し付けるのではなく、自らの目指している世界観や信念を語り、
人格や思想を伝え、それに共鳴してくれた人を相手に、よりよい商品やサービスを提供していく。

これが成熟しきった社会において、消費者から圧倒的に支持されていくための、ひとつのツボなのです。

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