人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

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お客にとっての最高の専門家になる方法

お客は専門家が好きです。
専門家の言うことであればすぐに鵜呑みにして行動します。
商売において「圧倒的な専門家」になることができれば、営業上どれほど心強いでしょう。
では、「専門性を高めるための勉強しよう」と思う人もいるかもしれませんが、
その前に押さえておくべきポイントがあります。

今の社会は、極めて「曖昧化」しているということです。
つまり、専門家と素人の境界線があいまいになっていて、本物と偽物の見分けがつかないのです。
だから、勉強や経験によって真の専門家を目指すことと並行して、別の考え方を持つ必要もあります。

消費者にとっての専門家とは「その人が好きかどうかで決まってしまう」ということです。
その人が好きなら、自分にとっての最高の専門家に見える。
これが消費者側の真の専門家像です。

私がいつも「好かれる者が売れる」というのは、こんなメカニズムが確実に動いているからです。
誤解を招いてもいけないので繰り返しますが、これからは真の専門家の時代であることは間違いありません。
真の専門家に人や情報が集まるようになる。
だから、真の専門家を目指すべき。

しかし一方で、これだけ情報が錯綜し、人々の考え方や分野が細分化すると、
真の専門家と素人専門家の見分けがつかなくなる。
だから、真の専門家を目指すと同時に、消費者に好かれて、消費者にとっての真の専門家になることも必要。

私たちは学者ではないので、タダの専門バカになってもいけません。
商売人は視野を広く持って、実力と商売っ気の2本の足で立つ必要がありそうです。

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