ビジネスお役立ち知識
『空想生活』で発明の腕試し
自分のアイデアや試作品が商品化に値するのか。それを知る目安のひとつは第三者の意見です。しかし、直接企業に持ち込むのは得策ではないと言われます。ほとんど門前払いか、最悪はアイデアを盗まれてしまう可能性があるからです。消費者の意見を聞きつつアイデアをブラッシュアップさせ、クリエーターの協力を得ながら商品化を目指す。そんな場があれば発明の腕試しになると思いませんか。
■「ほしい」の声から商品化 「空想生活」
こんなモノがあったらいいな、という「ほしい」をカタチにするサイトが「空想生活」です。このサイトを利用してできることは次の5つ。
【①「あったらいいな」を発見】
「こんなアイテムがあったらいいな」を募集。他人の想像からアイデアのネタが拾えるかもしれません。
【②アイデアを投稿】
自分のアイデアを投稿する。生活のニーズごとにテーマが設定されているので、共通のニーズを持つ人たちの新しいアイデアが参考になりそうです。
【③デザインを提案】
投稿されたアイデアに対するデザイン案の検討・発表。参加するのはプロのデザイナーから主婦や学生まで、「空想生活」に集まったユーザーのみなさん。自分のほしいデザインを直接提案することもできます。
【④仲間を集める】
商品化の可能性を高めるためにユーザー同士でアイデアをブラッシュアップさせる。
【⑤商品化を検討】
「空想生活」を運営するエレファントデザインがメーカーの選定・営業を担当し、投稿されたデザインの商品化をバックアップ。商品化が実現すればロイヤリティも支払われます。
■空想生活 https://www.cuusoo.com/
ユーザー同士が協力し合い、「空想生活」のフォローを受けながら商品化を目指すという流れをたどれば、アイデアが形になって世に出るまでを体験できます。まずはここで腕試しをして、次の発明にいかしてみてはどうでしょう。