ビジネスお役立ち知識
会議革命 / 斉藤孝(著)
あなたの会社の会議は・・・、「別のこと(寝ている、絵を描いているなど)をしていても大丈夫」「アイディアを出さないくせに、人の意見にネガティブな意見ばかり出す人がいる」「一人の話が長くてうんざりすることがある」「宮中御前会議のように役職順に座る慣習になっている」。一つでも当てはまるものがあれば「会議革命」を手にとってみる価値があるでしょう。「声に出して読みたい日本語」を大ヒットさせた斉藤孝氏による会議革命を起こす10の法則を紹介しています。
「良い会議は素晴らしいサッカーのようなもの。全員でゴール(結論)を目指す。ボール(発言)をツータッチくらいでパスする」と述べる斉藤孝氏は、実りある会議のための実践的な工夫として座り方からコーヒーブレイクのタイミングまで、さまざまな角度から会議を組み立て直しています。その中核となる会議革命の方法は、「3色ボールペン」と「マッピングコミュニケーション」。
斉藤孝氏の得意技に「3色ボールペン術」があります。「とても重要(赤)」「まあ重要(青)」、「主観的で面白い(緑)」と3色で色分けしながら本を読むと情報との一期一会感、緊張感が高まって理解度がアップするそうです。会議の発言も「赤・青・緑」を意識することでメリハリが付き、これだけでも今までの非効率な会議が一変するでしょう。
もう一つの「マッピングコミュニケーション」とは、B4の白紙を二人の間に置いてメモをしながら思考のプロセスを形にしていくことです。会議と何の関係があるの?と思った方も、ぜひ一読をお勧めします。会議のあとで充実感を味わえるかもしれません。