人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

顧客に人を紹介すれば利益が舞い込む。

ビジネスの理想的な形は利益が利益を生むことでしょう。しかし、それにはそれなりの“前振り”があってのこと。ものやサービスを売れば利益は出ますが、それだけでは単なる物売りです。“前振り”のために、あなたの持っている情報や人脈が顧客の役に立つなら喜んで差し出しましょう。お金にならなくても、多少手間がかかっても、顧客にあなたを利用してもらうのです。

あの人とこの人を引き合わせたら双方にメリットがありそうだ。そんなときは、さりげなくそれぞれを紹介してみたらどうでしょう。引き合わされた同士が「いやぁ、いい人を紹介してくれてありがとう」となれば、あなたと彼らの結びつきも強くなります。そして、彼らは後々、必ずあなたに何らかの利益をもたらしてくれるでしょう。恋愛でも、仲良くなった相手に何かしてもらったら、自分も相手の役に立ちたいと思うものですが、それと同じです。もちろん、人を紹介するだけが相手の役に立つわけではありませんが、人と人を結びつけることはやはり特別です。何故なら、良い出会いがビジネスチャンスを運んでくることを、そして、本当に良い出会いはそうそうないことを、みんな経験的に知っているからです。人は人を呼びます。人から始まるビジネスは、お金から始まるよりも息が長く、秘められた可能性も大きいでしょう。

仕事をする以上、利益追求は当然のこと。けれど、目先にとらわれお金だけを追っても、一時的な成果しか上がらないことは言うまでもありません。成功者は、「見返りを求めなかったことが結果として利益を生んだ」と過去を振り返ります。明確なミッションを持つビジネスマンほど、果報は寝て待つものであり、利益はあとからついてくることを理解しているのでしょう。

 

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