人は、何かを買うために生きているわけではない。よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。そこに、消費者があえて口にしない、真の欲求がある。

ビジネスお役立ち知識

努力を確実に「成果」に変える方法

努力とは目標に向かって力を尽くすこと。その努力が無駄な骨折りに終わると徒労になります。「目標を達成する」というスタート地点は同じなのに、どこで「努力」が「徒労」に変わってしまうのか。その答えは「すでにスタート地点から」です。つまり無駄な骨折りをする人は、努力しているつもりでも実は最初から徒労だったのです。その原因は目標設定の甘さにあるようです。

ビジネスにおいては常に目標設定が要求されます。その目標が、「今月も頑張って売り上げ拡大を目指しましょう」では目標の意味がありません。ただ頑張っても現場は疲労するだけで、たとえ売り上げが上がっても一時的なことでしょう。頑張って結果を出し続けるにはゴールが必要です。そこで具体的かつ明確な数値を掲げるわけですが、目標設定が甘いとはその数値設定が甘いとも言い替えられます。「前月対比110%アップ」という目標設定をした場合、「110」という具体的な数値を掲げるのはいいとして、「110」の根拠は何でしょう。先月の売上目標に対する達成率が90%だったから、未達成の10%を今月で挽回する。それはそれで数値の根拠ではあります。しかし、「明確」な根拠でしょうか。

明確な根拠とは、目標達成のイメージができることです。先月の目標に対して90%しか達成できなかったのに、今月は先月の20%アップを達成しなければならないのです。先月と同じ行動なら20%アップは当然無理でしょう。ではどんな行動をするべきか。そこで定めた行動が「前月対比110%アップ」を達成できるイメージであれば、その行動は「努力」です。けれど、最初から達成のイメージが持てない行動なら、スタート地点から「徒労」をする羽目になるでしょう。

努力が徒労に終わらないためには、目標設定の段階で次の3つを抑えておくべきだと思います。

①具体的な数値設定。

②数値に対する明確な根拠。

③数値を達成するイメージが持てるかどうか。

ぜひ実りある努力をしたいものですね。

 

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